ちょっと昔のExcelマクロのお話。2019/6/20

EXCELのマクロを使ってどんなことができるのか。

今まで作ってきた事例を、紹介します。

今回は、その名も【宛名GO】

なんだこれって言わないでください(笑)。

作成経緯です。

以前の会社に在籍しているときに、営業部に籍を置いていた時期がありました。

営業と言っても、特に物を販売するわけでもなく、雑用に近い部署です。

業務の一つに、商品の発送というものがあり、担当先に荷物を送ることがほぼ毎日発生しており、発送するときに、宛名紙が必要で、都度用意をしなければなりませんでした。
※宛名紙とは、送り先の名前や、地域、仕分け番号の入ったA5ぐらの紙です。

問題はその用意の方法です。

その部署の担当先が800ぐらいがあり、全種類の宛名紙各1枚から、必要分を探してコピーするといるもので、1.2枚ならさほど手間でもないのですが、多いときは100店舗分以上もあり、その作業だけで数時間かかることもありました。

非常に効率が悪く、正直、良くこんなバカみたいなことやってられるなと思ったものです。

そ.こ.で…

面倒くさいことが大嫌いな自分は、EXCELで何とか作れないかと考えました。

必要なものは、データファイルと作業PC、プリンタ。

元、システムの開発、運用、管理を担当していたので、使えるデータの存在は知っていたので、PCにエクスポートする仕組みと5桁番号を入力すると宛名紙を作るという、EXCELマクロを作り上げました。

作業内容は、
・最新の情報をインポートする。
※新規がなければ必要なし

・EXCELを起動後、コードと日付を入力して印刷。
※マウスは使わずに連続してできるように

たった、これだけです。

大きな利点は、改変などで、仕分けコード等の発送情報が変わっても最新の物を使用するので、用紙作り直しも無くなり、何よりミスと時間が10分の1になり、当然、紙の無駄や余計なスペースも無くなりました。マクロを一つ作っただけですよ。

これには、続きがあり、業務部も同じような業務があり、全社の宛名紙を数十枚ずつ作成して、棚にストックするという業務がありました。

規模は営業の比ではありません。

印刷自体はシステムに定期的に委託して作成しており、莫大な無駄です。

たまたま自分が、知り合いと話したときにこんなの持ってるよって話したら、是非使いたいということになり、提供しました。

棚、数十本、用紙の発注が必要なくなり、めちゃくちゃ感謝され、当時自分が使っていた名称【宛名GO】が通称になりました。

その2年後ぐらいに自分は今の会社に出向、後に転籍となったのですが、しばらくメンテナンスをお願いされ、部外者なのに対応していました。

何故システム化されてないの

って思う人結構いると思いますが、当時はWindowsも98、XPのころで、何よりも各部署から提案すら上がってこなかったんです。
いままでシステム関係を担当してきたことが多かったですけど、「言ったもの勝ち」です。
出来ちゃってるから、このままでいいやでは何も変わりません。
同じ仕事なら楽して早く帰るほうが良いし、もっと違うことをやりましょう。
その為には、使えるものは何でも使うぐらいで良いと思いますよ!