【中国】三峡ダムとは？疫病、水害、バッタ、風水では長江は一匹の龍。
三峡ダムの今をまとめてみた。間違えていたら突っ込んでください。
最近中国の三峡ダム付近の水害が騒がれています。付近に（とはいっても日本列島並みの広範囲）大雨が続いているのが原因です。
三峡ダムは、長江の三つの峡谷（上流から瞿塘峡、巫峡、西陵峡）からの由来です。
写真とかで見ると、大きなダム、ダム湖の印象があると思いますが、その大きさは日本のダム湖の比ではありません。総貯水容量は393億m3…と言ってもわかりませんね。日本の大公共事業と言われた黒部ダム湖の約200個分と言えばよく分かりますかね？面積は琵琶湖の1.7倍あります。
日本のダムは、主流ではなく、支川（支流）にダムがいくつもつくられ連携して管理されています。それでも自然の驚異に耐えられない事があります。
三峡ダムは、世界でも上位に入る大きさ、長江主流の真ん中に近いところに建築されており、その水量は日本人には想像できないかも知れません。
治水、利水、発電などに期待され建設計画が上がりました。当時の専門家からは危険性や効果など疑問視されていましたが、当局により強引に建築してしまいました。ただ、建築が進むにつれて危険性が表に出てきて、その責任を取りたくなかったのか、2006.5.20のダム完工式典に最高指導部が欠席しています。
三峡ダムで今起きている事（ネットの情報）。
・付近で大雨が続いている。
・ダムは最高175ｍの水位（危険水位145m）で147m。（6/20頃）水位を維持するために「無警告」で放水をはじめで、下流部で大洪水が発生しています。Youtubeに上がってるのはこの時の画像が多いようです。
・上流部の、ダム決壊、発電所崩壊、山が崩壊などで、大量の土砂物が流れ込んで知る。
・ダムの歪みと、ダム本体に多数のヒビ。歪みはgoogleで見ると分かります。
・利水としては一定量の効果はあるが、治水としては効果どころか逆の効果があると言われています。
>三峡ダムからの放水は、膨大な量を高いところから放水する為、そのエネルギーは非常に大きいです。そのエネルギーがそのまま下流に伝わってしまい、ダムが無い場合と比べ、約25倍のスピードで下流に達するそうです。ある意味鉄砲水みたいなものです。
万が一このまま三峡ダムが決壊なんてことがあると、最悪3憶～6憶人に影響があると言われています。また、大量の流出物が日本にも流れ着き、付近の船舶や湾岸にも危険が伴います。中国の専門家は、水位が下がった時にダムを破壊するしか方法が無いと提言しています。
風水では、三峡ダムは災害の元
ちょっとオカルトですが、長江は中国の風水では一つの大きな龍と捉えられています。風水師の間では、その龍脈の背中の部分を三峡ダムで分断してしまった事で、今後大きな災いが怒ると言われています。中国の人は風水信じないの？って思う方（※実は自分も思ってました。）いらっしゃるとおもいますが、中国本土は当局によって風水は禁止されたため、本物の風水師はいません。主に香港、台湾に多く、香港に中国人本土の人間が風水にそぐわないビルを建築すると、それを打ち消すため別のビルを建築することもあるぐらいです。
国立環境研究所より