【中国】長江2020年4号洪水が形成。三峡ダムが危険水域?食糧不足も。
上流域に28のダム。三峡ダムの倍の貯水量。
中国長江にて、今年の4回目の洪水が発表された。中国では一定の基準を超えると、1号、2号と中国長江水利委員会水文局より発表されます。
2020.8.14現在の三峡ダムの水位は約153m前後のようですが、上流からの流れてくる流量が急激に上昇しています。これは上流にかなり雨が降で、当局は排出量を増やしており、下流部の氾濫が心配されます。また、気象情報では上流部の雨がしばらく続くようで、2号洪水時の被害を超える可能性も心配されています。
赤丸が三峡ダム、水色が上流域(だいたいね)、WUHAN(武漢)
日本も他人ごとでは無い。
自分は確率は少ないと追ってますが、三峡ダムが崩壊した場合、富士山一つ分ぐらいの水や土砂が一気に流れ出します。巨大な鉄砲水、いや、津波となって下流を襲い、その勢いは上海や海を越えて日本まで影響が出るとも言われています。もしかすると東日本大震災よりも大量の漂流物が日本や近郊の国へ流れ着くことも考えられます。また、長江流域の都市には日本企業や日本が取引してる企業もあり、経済にも多大な影響があります。
間違いなく来る、食糧不足。
中国当局の発表では今年は豊作で食糧は潤沢にあると言っていますが、中国国内では今、水害、バッタ、干ばつ、これに加え豚コレラも広がっています。また、中国の備蓄倉庫にあるはずの穀物が、中共の不正により存在していないところが多くあり、不正を隠すために倉庫の放火も多発しています。
長江は緩やかな自然の大河であり、流域には沢山の湖や湿地帯が雨期、乾期を調節していました。近年埋め立てや三峡ダム発電優先の運用によりそれらは完全に破壊され、毎年同じような水害が発生するかもしれません。ちなみに昨年の年末には、長江は水不足で川底が見えていた状態でした。
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