【中国長江、三峡ダム流域】から九州へと繋がる雨雲の動きから。
数倍の規模。中国の集中豪雨から日本の集中豪雨との比較。
停滞する梅雨前線の影響で九州に猛烈な集中豪雨が降った。熊本県では球磨川(くまがわ)の決壊で大きな被害が発生している。現在は水引き始めたが、この後の行方も非常に心配だ。
「線状降水帯」という、前線の同じ場所に湿った空気が入り込み、大雨に繋がっているのが原因で、一部ではバックビルディング現象という積乱雲の発生もあったようです。球磨川も以前から危険な川として注意されていましたが今回は想像以上の雨が降り、対応が遅れてしまったとの事です。民主党政権時代に川辺川ダムの中止が宣言され、そのまま建設にまで至っていません。改めて考えるべきでしょう。
中国の長江周辺の観測図から読めないか?
東アジアの地図を見れば分かりますが、九州の緯度は中国の三峡ダム周辺の緯度と近く、九州は海が近いので短時間で河川の水位は下がりますが、これと同規模の雨が中国国内で猛威を振るっています。また、今話題になっている三峡ダムがあり、海も遠いので水位が下がるどころか、ダムの放水能力を超えた流入があるとも言われています。昨年日本でも、関東の水源に大雨が降り荒川、利根川が非常に危険な水位まで上がりました。残念ながら一部で決壊が起きてしまいましたが、なんとか大災害は免れました。
天気図で見ると分かるように、同じ緯度にあり、恐らく長江そのものが海と同じ役割をして雨雲が長江周辺に発生しているように思われます。三峡ダムが決壊した場合、下流の町に想像以上の水と土石流が流れる事になり、居住者、日本を含む企業、そして土石流や大量のゴミが海に流れそれが日本へも漂着するので、かなりの被害が出ると思われます。
海のない大きな陸地でも雨が降り続けると言う事は、大陸に水分がかなりあるのかもしれません。同緯度にある事を考えれば日本への影響も調べられると良いのですが…。
accuweather.comより引用(2020.7.5午後の観測図)
以下で東アジアの天気図が確認できます。(拡大すると分かりやすいです)
https://www.accuweather.com/en/jp/national/satellite
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